鶴居村を愛する写真家

写真家として、ホテル経営者として村を愛する

村に到着し、中心部に近づくと目に入ってくる、ヨーロッパ風の外観が特徴的な建物。ホテルタイトを簡単に言い表すとするならば「鶴居村が凝縮された場所」。源泉掛け流しの天然温泉があり、地元の食材をたっぷりと使った料理があり、オーナーであるプロカメラマンによる自然ガイドがある。せっかく村を訪れるならば経験しておきたいという事柄を、一挙に体感できる盛りだくさんなホテルなのです。

タイトのオーナーである和田正宏さんは、プロカメラマンであり、宿泊客を自然の中に案内するガイドでもあります。「四季を通じてタンチョウに会うことができますし、希望があれば村外に案内することもあります」。訪れた客の要望に合わせて、その季節にぴったりのコースを選定するのは、長年この場所で自然を撮り続けてきたからこそできること。単なる宿泊場所としてだけでなく、和田さんとの写真談義や湿原散策などを目当てに訪れるリピーター客が多いのも頷ける。「写真家なんていうと、話しかけにくいかもしれませんが、全然そんなことないんですよ」。気さくな笑顔で話す和田さん。

実は宿の料理人としても現役で活躍しており、村内で作られるチーズを使ったチーズフォンデュも和田さん自ら調理しています。鶴居村の野菜や山菜と、村内の酪農家が生産する牛乳から作られるチーズは相性抜群で、ワインと一緒に楽しむ客が多いということです。

和田さん自身が鶴居村を愛し、ここでの暮らしを楽しんでいるからこそ、各地から訪れる客人へのもてなしは、よりリアルで、暮らしに根付いたものとなる。まさに村人の生活そのものを体感するなら、こうした人に話を聞いてみるのが良いでしょう。